~何処にも 答えなんて ありはしない~

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消せないもの

2008 - 07/13 [Sun] - 12:27

窓辺の椅子にもたれてじっと遠くを見つめる
その瞳に映っている全てが
あなたの記憶に残らず消える
顔を歪めて舌打ちして
無造作に足を投げだした

後悔なんてしていない
嘘ばっかり
だったら前に進もうとしないのは何故
すぐそこにある届きそうな夢に
手を伸ばせず臆病になる理由は何
じっとしてやり過ごしたら
いつか解放されるなんて
諦めた夢の言い訳にもならない


無意識に目で追うその先に あなたの夢がある
心乱して立ち竦んで戸惑って
切なさに泣きたくなる
大切なものを失う辛さに今更気付いて
握り締めた拳が震えだした

夢は消えない
努力したらきっと叶う 変われる
熱く燃えだした感情が昂って
吐き出した言葉を背中に掲げて誓う
夢はいつでも目の前にあって
必ず掴めるはずだから
諦めるなんて言わないで突き進んで

見詰めるその先にあるもの全てが
あなたの生きる証しになるから
悩んで行き詰って苦しくても
笑って大丈夫だと胸を張って
どこまでも走り続けて
夢を二度と諦めないで

ボクサー   改

2008 - 07/13 [Sun] - 10:04

俺達二人 まだ愛を見失っていないだろ 
いつもの口癖みたいに 何度も呟いた 
勝利したボクサーみたいに 赤く腫れあがった顔で 
流れる涙を くさいセリフに変えて
これは汗だと誤魔化しながら 
自己満足で笑ってた

いつだって あなたは真っ直ぐだから
無茶をし過ぎて 私に心配ばかりかけすぎる 
傷だらけで ボロボロになって 
それでも相手に立ち向かう
弱い私は心が折れそうに苦しくて 切なくて
まだ見ぬ未来を諦めてしまいそうになる

何にも縛られないで 
ずっと二人が夢を見ていられるように
たとえ 殴られて怪我をして倒れても 
何度でも 何度でも 立ち上がって 叫び続ける 
声を嗄らして
俺たちの未来は 誰にも譲れないと


二人だけが分かり合えればいい それが愛だから
始まりも 終わりも 誰にも邪魔はさせない
リングに上った瞬間から 世界中が敵だと覚悟して
力強く瞳を滾らせ 白いタオルを引き裂いた
辛くて諦めるくらいの愛なら 俺はいらないと誓った

ずっと 信じてる 
二度と もう逢えないなんて思わないから 
あなたの体が熱くなって オレンジ色の火を噴いた 
寄り添う胸に引火して 見つめ合って 
込み上げる愛おしさで 力強く抱き合った

もう一人の夜は 越えられない 
きっと 暗くて寒くて あなたを思って眠れない
迷わないで どこまでだって付いて行く
私も勇気を出してあなたを守るから
誰に何を言われたって 
平気な顔をして笑いながら言う
二人の未来を 誰にも譲れないと

勇士

2008 - 05/04 [Sun] - 09:34

笑って沈んでいった

あの夏の日の海は
何もかも全て全部
飲み込んで 消してしまった

あいつの笑顔は
もう 見られない
離したこの手を
いくら恨んでも 悔やんでも

未熟な自分が情けなくなるばかり

これから 俺達は
何度
こんな思いを乗り越えて
生きていくんだろう

その度に
あいつの笑顔を思い出して
辛くなる

一番頑張って
一生懸命で
その努力が報われなくても
最後に本気を見せてくれた
あいつのことを
一生忘れない


笑って沈んでいった

後は任せたぞ
みたいに 安らかな顔をして
親指を立てて 拳を握った

そこには
焦って 叫んで 縋りつく
いつものあいつは居なかった

離された手の感触と温もりが
この先
一生俺を勇気づけることだろう

最初で最後の
カッコいい勇士が
海の底へと 消えていった

残された俺達は
あいつの果たせなかった夢を
叶えられなかった夢を

背中に背負って 強く誓う
諦めるな
失うな
どんな荒波でもかき分ける
あいつの笑顔に恥じぬように

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2008 - 04/12 [Sat] - 18:19

朝から雲行きが怪しかった。

今にも雨か雪が降り出しそうに思えた。

外の寒さが窓ガラスを曇らせ、広がっていく。

恐る恐る手を伸ばしてその冷たい感触を確かめる。

掌は窓をなぞって、小さく握られた。

冷たさを掌で温めるように。

記憶

2008 - 03/24 [Mon] - 21:18

足元に広がる闇から抜け出せずに
何も出来ずにたたずんで
波紋に怯えて立ちすくむ

辺りを見回しても答えはなくて
どうしようもなく寂しくて
途方にくれて
遠くに見える渡る舟が
地平線に溶けていくのを見送った

いつの間にか
不安な気持ちが 焦りに変わり始めて
思い出せない 忘れていた
懐かしい記憶が蘇る

忘れていたのは私の方で
悲しいのはあなたの方なら
当たり前のように 手を掴んで
確かめて見て

忘れてしまった過去は
忘れてしまいたい思い出じゃないから
知らない人を見るみたいに
不安な眼差しで 見上げないで

ほんの小さな奇跡を探して
少しずつ近づいて 見つけて
駆けていくから
一人ぼっちの時間を さまよい歩いても
きっと 辿り着ける

灯りの消えた部屋で 
眠りにつく横顔を見つめて
通り過ぎた愛すべき日々を思う
他人を演じきれない切ない思いを抱えて
その唇は 愛のメロディを奏でる

いい加減な記憶に流されて
漂って甘えた毎日の中で
期待しすぎて 傷つけすぎてしまった

震える肩を抱きしめて目を閉じる
満天の星空に
信じ合う喜びをもう一度
残された強がる心の痛みが
悲しく伝わる


時間

2008 - 03/20 [Thu] - 15:18

傾いた時計を ぼんやりと虚ろな目で
斜めに見てる

伝わらない思いは 叶わない現実
合わない視線は 報われない未来

運命の落とし穴は
目の前で いつも待ち構えている

今すぐ飛び越えたなら
示す先に 道は続いているんだろう

語りかける言葉が 空回りして
ざわめきに消されても
回り始めた思いは 永遠に時を刻む

だけど
聞きたくない事ばかりが増えて
耳を塞いで逃げ出した

進むはずの針は 動くことも無くなり
過去も未来も 示さない

2008 - 03/20 [Thu] - 15:07

たとえ叶わなくても 愛し続けたい
だって 好きだから

雨は心を濡らしはしないけど
瞳はその跡をとっくに想像している
風が勢いを増して
すべてのものを揺るがすほどに
荒々しく吹き抜ける
激しく音を立てながら
臆病な心を威嚇するように試してる

張り裂けそうな胸は
いつも誰かに助けを求めてさまよう
ぎゅっと祈りをこめて 目をつぶって
小さくなって震えることしかできなくて
風が冷たくて 寒くて
泣きだしてしまいそうになる

ずっと このままずっと同じ光景で
変わらない視線で 見つめて笑って
いつか届きそうな腕を掴んだら
雲は消えて 心も青く晴れるんだろうか

これ以上離れてしまわないように
伸ばした手を 見つけて掴んでくれるように
心の中で叫んでも 届くはずも無い
ありったけの勇気を 風がさらう

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